Developer Boost 2019に行ってきました
30歳を迎える前に一度は行ってみたかったデブストに行ってきました。
場所は池袋サンシャインシティの上の会議室だったのですが、ちょっと迷いました。
講演メモ
いくつかおもしろかった講演をピックアップします。
オープンな技術力の伸ばし方
本業、OSSの活動、副業の3つの軸に関してのお話でした。 (メモ取ってたら軸の境目がわからなくなった)
本業
CaaS基盤開発プロジェクト Kubernetes vs docker swarm どっちかが消えるかも…の時代
どうやって技術選定するか?
- 要件を満たせるか
- 将来性があるか(コミュニティの雰囲気、オープンな開発の場の雰囲気)
OSSの醍醐味
- コードがオープンなこと
- 機能拡張や連携のしやすさ
- 不具合の調査がしやすい
- 新しい技術が多く生まれる(→追って行かなきゃいけない…)
カンファレンスに行って良かったこと
- 勉強会に行っても、特定技術をやってる人って少ない
- カンファレンスの方が技術的に尖った人が多い
- どのOSSを選択すればいいかはカンファレンスの雰囲気とかでわかる(参加人数、熱量)
OSSはコミュニティのContributionによって成り立っている。
- Contributionは高度でもなくてもよい。
- 最初はnon-codeのやつでもいいのではないか。 (例えばブログのアウトプット、カンファレンスやミートアップの主催、交流会etc)
コミュニティ活動はだんだん大きくなってカンファレンスになる
- カンファレンスだと、「どういう情報を波及させたいか」とか考えてみる、たのしい
何かしらのアウトプットをしよう
- コミュニティが広がる
- ブログをやれ(PV数少なくても続けることが大事)
副業(ここではパラレルキャリアとしていた)
転職しなくても履歴書、ポートフォリオは作っておくといい
メリット
- 新しい技術領域の挑戦が可能
- 目先の評価にとらわれなくなる
パラレルキャリア・副業向いてる人
- 本業をちゃんとやってる
- プライベートな時間をあててもいいかなってひと
- 本業の制約から解放されたい人
感想
- 交流会を主催することで話しかけてもらえる!ていうのは盲点でした笑
- これを機会にOSSのコミュニティにもっと関わっていきたいなと思いました。
個人的に一番心に残ったこと : ブログをやる(続けていくことが大事)
20代でマネジメントにチャレンジするということ
- キャリア戦略としてのマネジメントの位置付け
- マネジメントのリアル
- 困難の乗り越え方 についてのお話でした。
1. キャリア戦略としてのマネジメントの位置付け
技術的な責任を負う
- 一番わかりやすいのはCTOという肩書き
- 技術的にめちゃ強いからCTO と言うわけではなく、経営メンバーの中から技術面の責任を持つ
-
- マネジメントの立ち位置 複数のチームに対して支援をし、「全体最適」で成果に導く
- マネージャーはチームをより俯瞰的に見てる
- 全員とコミュニケーションするし責任を持つ
- 若いうちにやっておくと、フィードバックが集まりやすいしいっぱい失敗できる
2. マネジメントのリアル
- 批判を割り切る
課題を解決できなかったら(解決しても)離れていく人がいる
- あらかじめ退職を見込んでおく(シビアだった)
ネガティブフィードバック
- 敢えて言わなきゃいけない場面もある……
面白さ
- 組織に変化が起こせてると感じること -「組織もエンジニアリングすべし」
マネージャのエンジニア的解釈 → 組織のアーキテクト(かっこいい)
3. 課題の乗り越え方
対話が基本
そもそもどうやったら若いうちにマネージャになれるの?
- 年功序列だとなりづらい(ああ。。。)
組織の問題解決に慣れる価値 : どこにでも起こりうる人の問題に対応できる
この辺の書籍を紹介されていました。
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
- 作者:Camille Fournier
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
感想
- マネジメントに関しては正直若くして関われなさそうだな、、、というのが自身の印象でした。
- とはいえ、数年後には直面しそうな問題でもあり、面白そうな題材だなと思うので、いつでも挑戦できるように書籍を読んだり周りの人を見たりしながら学びたいと思いました。
CloudNativeな監視とは?
Cloud Native とは?
- CNCFが定義。 : これで合ってる ?
今回は「マイクロサービス」にフォーカス
マイクロサービスと従来のオペレーションの違い
- 従来のサービス→Web3層モデル 簡単にトラブルシューティングできる
- マイクロサービス→小さなサービスが多数あって1つのサービフになってる 複雑
可観測性(オブザーバビリティ)
- 監視の観点で重要 様々なシステムやアプリケーションを観測しましょう
- 可観測性とは人によって意味が異なる
目的
- モニタリング: 今まで見えなかった障害に対するアプローチ
- アナリティクス
モニタリングだけじゃダメ?
- 今までのモニタリングは「(想定された)障害のためのアラート」
- 分散システムでは、どんな障害が起こるか予測不可能
- 障害が起こってもなんで起こったかわからない
- 後からデバッグするために、すべてのものを監視する
サービスの正常性を確認するためのTesting
- テレメトリー→オブザーバビリティを実現するツールに求められる要素
オブザーバビリティ≠テレメトリー
(あくまでもいまの)主要素
- メトリクス
- メリット:統計的に集計を行える
- 注意点: 単一のメトリクス見ただけじゃなんもわからん
- ロギング
- トレーシング
- メトリクス
テレメトリーの課題
感想
- 連続でエモい話聞いてたので、いきなり技術の話がきてかなり面白かったです。
- この本が紹介されていた。欲しい。
- 作者:Mike Julian
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
全体として
- 全体的には技術よりメンタルやキャリアパス的なお話が多かったです。(選んだものにもよると思います)
- そのため、普段のフォーラムで聞けないような話が聞けて、面白かったです。
- また、同年代でこんなにキラキラ(?)した人たちがいるのか、と刺激になりました。
余談
お昼はここに行ってきました。
夕方はカフェでシフォンケーキを食べました。
食べてばっかり。いい池袋でした。